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MIDI:コントロール番号一覧

コントロール・チェンジ・メッセージは、シンセサイザーに装備されている各種のコントローラー(ホイール、つまみ、ボタン、ペダル)の動きを伝達する為に使用されます。
そのコントローラーの種類を識別するためのものが、コントロール・チェンジに含まれる"コントロール番号"です。

なお、コントロール番号の一部の番号帯をチャンネル・モードメッセージが間借りしているような体系になっています。

1. 番号帯
2. 主要なコントロール番号

1. 番号帯

コントロール番号0〜119までがコントロールチェンジ、120〜127までがチャンネル・モードメッセージです。
番号帯は下表の様に定められていますが、あいまい(柔軟?)な部分も含んでいます。

コントロール番号の割り当て


2. 主要なコントロール番号

コントロール番号のうち主要なものを示します。
GM,GS または XGのどれか一つでも対応しているものを主要なものとし、その対応有無をあわせて示してあります。
なお、ここでの"GM"とは"GM1"の場合を示しています。

GS/XGでのコントロール・チェンジ

コントロール番号 機能 GM GS XG 補足
000 バンク・セレクト(MSB) ×  
001 モジュレーション モジュレーション・ホイール(スティク)を回した量(スティックを倒した量)。 モジュレーションの種類や実際のモジュレーションの深さは音源側の設定に依存します。
モジュレーション・デプスとピッチ・ベンド・チェンジ
005 ポルタメント・タイム ×
006 データ・エントリー(LSBMSB) RPN, NRPN用のデータ値の上位桁。→RPNとNRPN
007 チャンネル(旧メイン)・ボリューム 楽器毎のボリューム設定用。演奏表現としての音量変化は011エクスプレッションを使うべき。
チャンネル・ボリューム
010 パンポット 左右の位置。→パンポット
011 エクスプレッション チャンネルボリュームを最大値としてその範囲内で作用するボリューム情報。演奏表現としての音量変化はこちらで設定すべき。
016 汎用コントローラー1 ×     ユーザーが任意に使用できる空き番号。リモートコントロールなどに使用
017 汎用コントローラー2 ×     同上
018 汎用コントローラー3 ×     同上
019 汎用コントローラー4 ×     同上
032 バンク・セレクト(LSB) ×
038 データ・エントリー(LSB) RPN, NRPN用のデータ値の下位桁。→RPNとNRPN
064 ホールド1(ダンパー・ペダル) いわゆるサスティンペダルのオン/オフ情報
065 ポルタメント
066 ソステヌート(コート・ホールド)
067 ソフト・ペダル ×
071 ハーモニック・コンテント × ×
072 リリース・タイム × ×
073 アタック・タイム × ×
074 ブライトネス × ×
080 汎用コントローラー5 ×     ユーザーが任意に使用できる空き番号。ユーザーが任意に使用できる空き番号。リモートコントロールなどに使用
081 汎用コントローラー6 ×     同上
082 汎用コントローラー7 ×     同上
083 汎用コントローラー8 ×     同上
084 ポルタメント・コントロール ×
091 汎用エフェクト1(リバーブ)デプス ×
093 汎用エフェクト3(コーラス)デプス ×
094 汎用エフェクト4(セレステ)デプス × ×
096 データ・インクリメント
097 データ・デクリメント
098 NRPN(LSB) × メーカーが任意に設定できるパラメータ番号(下位桁)。→RPNとNRPN
099 NRPN(MSB) × メーカーが任意に設定できるパラメータ番号(上位桁)。→RPNとNRPN
100 RPN(LSB) MIDI規格で内容が決められているパラメータ番号(下位桁)。→RPNとNRPN
101 RPN(MSB) MIDI規格で内容が決められているパラメータ番号(上位桁)。→RPNとNRPN
119 未定義(予約済)
↑コントロールチェンジとしてはここまで
↓ここから下はチャンネル・モード・メッセージ
120 オール・サウンド・オフ ×
121 リセット・オール・コンントローラ
122 ローカル・コントロール × ローカル・キーボード(ON/OFF)
123 オール・ノート・オフ
124 オムニ・オフ ×
125 オムニ・オン ×
126 モノ・オン ×
127 ポリ・オン ×